9/26・27 人形劇場及びコミタス博物館にてアルメニア独立25周年記念能公演を開催しました
平成28年11月15日
2016年9月26日(月)及び27日(火),エレバン市コミタス博物館及びハイフェスト国際演劇芸術祭事務局共催で、アルメニア独立25周年に際しての日本からの祝賀メッセージとして、日本の伝統芸術である能の初のアルメニア公演を行いました。
今回は東西文化融合をテーマに、能とフラメンコによるコラボを含めた出演が行われたほか、能で使われる楽器の使い方や装束の着付けの仕方、琵琶の弾き語り等も行われ、会場には立ち見が出るほどの観客が集まり、日本から訪れた重要無形文化財総合指定の藤井雅之氏率いる能楽師達の演技と演奏に魅了されていました。また、当地メディアでも演技の様子は大きく取り上げられました。

演劇大学における能ワークショップの様子
今回は東西文化融合をテーマに、能とフラメンコによるコラボを含めた出演が行われたほか、能で使われる楽器の使い方や装束の着付けの仕方、琵琶の弾き語り等も行われ、会場には立ち見が出るほどの観客が集まり、日本から訪れた重要無形文化財総合指定の藤井雅之氏率いる能楽師達の演技と演奏に魅了されていました。また、当地メディアでも演技の様子は大きく取り上げられました。
コミタス博物館での田口大使による挨拶 コスタンジャン・コミタス博物館長よる挨拶
柏山氏による「船弁慶」 藤井氏、辰巳氏による「土蜘」 大倉氏、大村氏によるお囃子楽器講座
上藪氏による「班女」(能フラメンコ) 重要無形文化財総合指定の辰巳氏による「八島」 須田氏による「壇ノ浦」(琵琶弾き語り)

能装束着付け講座 藤井氏による「玉葛」
能装束着付け講座 藤井氏による「玉葛」
また演劇大学では、学生を対象とした能のワークショップも行われ、舞台で実際に使う道具の使い方を能楽師達が指導し、学生達は興味深く能の楽器演奏や演技を体験していました。
演劇大学における能ワークショップの様子
今回は、アルメニアと隣国ジョージアとの巡回公演が行われ、両国において多数の観客から好評を得ることができました。また、これを機会に日本への関心が更に高まった、古い伝統文化を大切にする日本とアルメニアの共通点を改めて実感することができた等といった声も多数寄せられました。